ケミカルピーリングとは?

ケミカルピーリング剤の種類

皮膚科を受診すると、ケミカルピーリングという単語を耳にすることがあります。ケミカルピーリングとは、薬剤を使って皮膚表面および毛穴部分の角質を剥離させる肌トラブルの治療方法です。ケミカルピーリングというと、新しい肌の治療方法というイメージがあります。しかし、古代エジプトでは、滑らかな肌にする目的で乳酸のサワーミルクが入った湯に浸かったという記録があり、意外と歴史は古いです。ところで、ケミカルピーリングで使われる薬剤には、グリコール酸やサリチル酸、トリクロロ酢酸などがあります。酸というと肌を溶かしてしまうイメージがありますが、これらの薬剤は古くなった肌を剥がしてくれる働きがあります。その作用によって、新しい肌に生まれ変わらせるのです。

ニキビとケミカルピーリング

古くなった肌を剥がして、新しい肌に生まれ変わらせるケミカルピーリング。皮膚科の領域では、ケミカルピーリング剤を使用して肌疾患の治療を行っています。ケミカルピーリング剤が使用される肌疾患の1つにニキビが挙げられます。ニキビになると古い角質が詰まっていしまい、角栓ができ、毛穴が閉塞したり性ホルモン分泌が増加したりします。その結果、皮脂の分泌量が増加して、毛穴の中に皮脂が溜まってしまうのです。ニキビの原因となるアクネ菌は、この皮脂を好む性質があるため、どんどん増殖してニキビが悪化してしまいます。ケミカルピーリング剤は、古い角質を剥がして、毛穴のふさぎを取り除く効果があります。そうすると皮脂が溜まりにくくなり、アクネ菌の増殖が抑えられます。それが、ニキビができにくい状態へとつながるのです。